【2025年版】オフィスレイアウトの考え方と実践ガイド

「今のオフィス、何となく働きにくい…」
「社員同士の会話が減った気がする」
自社のオフィス環境に、そんな漠然とした課題を感じたことはありませんか?
その課題、オフィスレイアウトの見直しで解決できるかもしれません。本記事では、企業の成長を支えるオフィスレイアウトの考え方から具体的なアイデアまで、網羅的にご紹介します。
この記事で分かること
- オフィスレイアウト設計の基本となる考え方(ゾーニング・動線計画)
- 代表的なデスクレイアウト4つの種類とそれぞれのメリット・デメリット
- 「コミュニケーション活性化」など目的別の具体的なレイアウトアイデア
- ABWやバイオフィリックデザインといった最新のオフィストレンド
- 失敗しないオフィスデザイン会社の選び方のチェックリスト
Contents
なぜ今オフィスレイアウトが重要なのか?基本の考え方

オフィスレイアウトは、単なるデスクの配置ではありません。それは、企業の文化を映し出し、従業員の働き方を方向づける戦略です。適切なレイアウトは生産性や創造性を引き出す可能性がある一方、不適切なレイアウトは、見えないストレスや非効率を生む一因となり得ます。
レイアウトの基本「ゾーニング」
まず、レイアウト設計の出発点となるのが「ゾーニング」です。これは、オフィス全体を機能や目的ごとにエリア分けする考え方です。例えば、以下のように分類します。
- 執務エリア: 日常業務を行うメインの場所
- 集中エリア: 高い集中力が求められる作業のための静かな場所
- コラボレーションエリア: 活発な議論や共同作業を促す場所
- リフレッシュエリア: 休憩や雑談で心身を休める場所
- 来客・会議エリア: 外部の訪問者対応や公式な会議を行う場所
これらのゾーンを適切に配置することが、効率的で快適なオフィス環境の第一歩です。
働きやすさの要「動線計画」
ゾーニングと並行して考えるべきが「動線計画」です。これは、オフィス内での人々の動きを予測し、スムーズでストレスのない通路を設計することです。良い動線計画は、以下のような視点で考えられています。
- シンプルさ: 目的地まで最短距離で、迷わずたどり着けるか。
- 適切な幅: 人がすれ違ったり、台車が通ったりするのに十分な幅が確保されているか。
- 交錯の回避: 業務に集中している人の後ろを頻繁に人が通るなど、不要な交錯が起きていないか。
動線は、オフィス全体の機能性を左右する重要な要素です。その流れが滞ると、全体のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
【目的別】課題を解決するオフィスレイアウトのアイデア

ここでは、多くの企業が直面する4つの代表的な課題を取り上げ、それぞれに有効なレイアウトアイデアを提案します。
コミュニケーションを活性化するレイアウト
「部署間の連携が悪い」「雑談から新しいアイデアが生まれない」。そんな課題には、偶発的な出会いや会話を誘発する仕掛けが有効です。
- フリーアドレス: 固定席をなくし、従業員が自由に働く場所を選べる制度です。毎日違う人の隣に座ることで、部署を超えたコミュニケーションが生まれます。
- コラボレーションスペース: 予約不要で気軽に集まれるテーブルやソファを設置します。ホワイトボードやモニターがあれば、即席のブレインストーミングが始めやすくなります。
- マグネットスペース: コピー機やコーヒーメーカーなど、人が自然と集まる場所を意図的に作り出し、会話のきっかけを提供します。
集中力を高め、生産性を向上させるレイアウト
「周りの会話が気になって集中できない」「オンライン会議の声が響く」。オープンなオフィスが主流になる一方で、個人の集中環境の確保は重要な課題です。
- 集中ブース: 周囲の視線や音を遮断する一人用のブースは、高い集中力が求められる作業に最適です。多くの調査で、集中できる環境を確保することが生産性向上に寄与すると報告されています。
- ライブラリースペース: 私語厳禁の静かなエリアを設けることで、読書や資料の読み込みなど、深い思考を要する業務をサポートします。
- ゾーニングの徹底: 執務エリアと集中エリアを物理的に離す、または間仕切りで区切ることで、音の問題を軽減できます。
Web会議やハイブリッドワークに対応するレイアウト
ハイブリッドワークが浸透し、オフィスは「集まる場所」としての役割がより重要になっています。出社する従業員とリモートの従業員が、スムーズに連携できる環境が不可欠です。
- フォンブース: 1人用の防音個室は、Web会議や電話の際に周りを気にせず話せるため、導入が進んでいる有用な設備です。
- 多様な会議スペース: 2〜4人用の小さな会議室を増やすことで、ハイブリッド会議の需要に対応します。高品質なカメラやマイクを常設することも重要です。
- フリーアドレスの進化形「ABW」: Activity Based Workingの略で、その時の活動内容に合わせて最適な場所を選ぶ働き方。ハイブリッドワークとの親和性が非常に高い考え方です。
採用力・ブランディングを強化するレイアウト
オフィスは、訪れる人に企業文化やビジョンを伝える「メディア」でもあります。特に採用活動において、魅力的なオフィスは、優秀な人材を惹きつける上で有効な要素となります。
- 開放的なエントランス: 企業の顔であるエントランスに、企業理念や製品を展示するスペースを設けることで、訪問者に強い印象を与えます。
- カフェスペースの併設: おしゃれなカフェのような空間は、従業員の満足度を高めるだけでなく、社外へのアピールにも繋がります。リラックスした雰囲気での面談も可能です。
- コーポレートカラーの活用: 壁や家具にコーポレートカラーを効果的に使用することで、空間全体に統一感が生まれ、企業ブランドを視覚的に訴求できます。
オフィスレイアウトの最新トレンドと事例

オフィスデザインの世界も日々進化しています。ここでは、特に注目すべき2つのトレンドをご紹介します。
ABW (Activity Based Working)
前述の通り、ABWは「活動に合わせて場所を選ぶ」働き方です。これは単なるフリーアドレスではなく、従業員の自律性を尊重し、生産性を最大化するための戦略的なアプローチです。集中、協業、学習、リラックスなど、多様な活動に対応できる様々なタイプのスペースを用意することが特徴です。
バイオフィリックデザイン
「バイオフィリア=生命・自然への愛」という言葉が示す通り、植物や自然光、自然素材などを積極的にオフィスに取り入れるデザイン手法です。研究によれば、人は自然を感じる環境にいると、ストレスが軽減され、創造性が向上すると言われています。※1観葉植物を置くだけでなく、窓からの光を最大限に取り入れるレイアウトや、木材を多用した内装などが含まれます。
オフィスレイアウト会社を選ぶ際のポイント

これまでのアイデアを実現するためには、信頼できるパートナー(オフィスデザイン会社)選びが不可欠です。以下のチェックリストを参考にしてみてください。
- 実績は豊富か?: 自社の業界や規模に近い企業の事例があるかを確認しましょう。
- 提案力はあるか?: こちらの要望をただ聞くだけでなく、課題解決に繋がるプロの視点からの提案をしてくれるか。
- ワンストップで対応可能か?: デザイン、内装工事、什器の選定、引越しまで一貫して任せられると、担当者の負担は大幅に軽減されます。
- コミュニケーションは円滑か?: プロジェクト成功のためには、担当者との密なコミュニケーションが欠かせません。レスポンスの速さや丁寧さも重要な判断基準です。
- アフターフォローは充実しているか?: 完成後の不具合対応や、将来的なレイアウト変更の相談にも乗ってくれるか。
fabbitが提供するオフィスソリューション

本記事で解説したようなオフィス環境の課題を、もっと手軽に、スピーディーに解決したい。そんな声にお応えするのが、fabbitが提供する多様なオフィスソリューションです。大規模な内装工事を行うことなく、理想の働き方の実現に向けた環境を迅速に導入できます。
- コミュニケーション活性化や新たな出会いを求めるなら「fabbit コワーキングスペース」
多様な業種のプロフェッショナルが集うオープンな環境は、偶発的な出会いや新しいビジネスチャンスの宝庫です。フリーアドレスやコラボレーションスペースの利点をすぐに体感できます。 - 集中できるプライベートな執務環境を確保したいなら 「fabbit レンタルオフィス」
静かでセキュアな個室空間で、ビジネスを加速させませんか。集中ブースやライブラリースペースの役割を、より高いレベルで実現します。ハイブリッドワークの拠点としても最適です。 - 急なWeb会議やクライアントとの打ち合わせ場所が必要なら 「fabbit 貸会議室 」
必要な時間だけ、高品質な設備を備えた会議室をご利用いただけます。防音性に優れた個室で、周囲を気にせず重要な会議に集中できます。
まとめ
オフィスレイアウトは、働き方、企業文化、そして経営そのものを変える力を持っています。本記事で紹介した考え方やアイデアを参考に、ぜひ自社の課題解決に繋がるオフィス環境を構想してみてください。そして、その構想を実現するパートナーとして、fabbitが提供する多様なオフィスソリューションをご検討いただければ幸いです。
参照・引用元一覧
- 都市型オフィスにおける窓面を通じたバイオフィリアによる心理・生理的効果に関する研究 – J-STAGE – https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/87/794/87_241/_pdf/-char/en
