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スタートアップのオフィス戦略ガイド【成長フェーズ別】最適な選び方と費用相場を解説

あなたの会社は今、どのステージにいますか?スタートアップにとってオフィス選びは、単なる場所探しではありません。コスト、採用、信頼性、そして企業文化の醸成。これら全てに関わる重要な「経営戦略」です。この記事では、あなたの会社の「今」と「未来」に合ったオフィスを見つけるための、具体的な道筋を解説します。

この記事で分かること

  • 自社の成長フェーズに最適なオフィス形態が分かる
  • オフィス選びで失敗しないための具体的なチェックポイントが分かる
  • 採用や企業文化に効くオフィス戦略の考え方が分かる

なぜスタートアップにとってオフィス選びは「戦略」なのか?

「とりあえず安いところで…」と考えていませんか?その判断が、将来の成長を縛る足かせになるかもしれません。スタートアップにとってオフィスが持つ価値は、単なる「働く場所」に留まりません。

  • コスト効率: 創業期において、固定費であるオフィス賃料は経営の重荷になりがちです。しかし、事業の成長に合わせて柔軟に拡張できる選択をしなければ、すぐに移転コストが発生し、かえって割高になるケースもあります。
  • 採用ブランディング: 魅力的なオフィスは、優秀な人材を引きつける強力な武器になります。「この環境で働きたい」と思わせることが、採用競争で優位に立つための第一歩です。
  • 社会的信頼性: 特にBtoBビジネスにおいて、オフィスの住所や雰囲気は取引先からの信頼に直結します。一等地の住所や、しっかりとした会議室があるだけで、商談がスムーズに進むこともあります。
  • コミュニティと文化: オフィスは、チームが一体感を持ち、独自の企業文化を育む土壌です。偶発的なコミュニケーションから、次のビジネスの種が生まれることもあります。

このように、オフィス選びは短期的なコストだけでなく、採用、信頼、文化といった長期的な視点を持つべき重要な戦略なのです。

【フェーズ別】スタートアップに最適なオフィス形態と選び方

企業の成長フェーズによって、抱える課題も、オフィスに求める機能も大きく変わります。ここでは、スタートアップを「①創業期」「②事業拡大期」「③安定・成長期」の3つのフェーズに分け、それぞれのおすすめの形態を探っていきましょう。

創業期(〜5名)のオフィス戦略:コストを抑え、信頼を得る※1

この時期の最優先課題は、コストを最小限に抑えつつ、事業を素早く軌道に乗せることです。高額な賃貸オフィスを契約するのは現実的ではありません。

  • この時期の課題:
    • とにかく初期費用・固定費を抑えたい
    • 法人登記できる住所が必要
    • 自宅住所の公開は避けたい
    • 打ち合わせで使える場所が欲しい
  • おすすめの形態: バーチャルオフィスコワーキングスペース

バーチャルオフィス

物理的なスペースは持たず、事業に必要な住所をレンタルするサービスです。自宅で作業しつつ、法人登記や郵便物の受け取りには都心の住所を使えます。そのため、コストを抑えながら信頼性を確保できるのです。

fabbitのバーチャルオフィスなら、月額11,000円(税込)から一等地の住所が利用可能。法人登記はもちろん、郵便物転送や電話代行サービスも充実しており、創業期のスタートアップをサポートします。

コワーキングスペース

様々な企業のワーカーが共有するオープンスペースで仕事をする形態です。低コストで作業場所を確保できるだけでなく、他の起業家とのネットワーキングの機会が豊富な点も大きな魅力です。

事業拡大期(5〜20名)のオフィス戦略:チームの一体感を醸成し、採用を強化する

プロダクトが市場に受け入れられ、従業員が増え始めるこのフェーズでは、オフィスに求められる役割が変化します。単なる作業場所から、チームとしての一体感を醸成し、採用力を高めるための場所へと進化させる必要があります。

  • この時期の課題:
    • チームメンバーが増え、コワーキングスペースでは手狭になってきた
    • チームの一体感を醸成したい
    • 採用候補者に対して、魅力的な労働環境を提示したい
    • 顧客情報などを扱うため、セキュリティが確保されたい
  • おすすめの形態: レンタルオフィス(個室プラン)

レンタルオフィス

家具やネット環境があらかじめ整備された、プライベートな個室空間を月単位で契約できるサービスです。賃貸オフィスのような高額な初期費用や内装工事が不要で、入居後すぐに業務を開始できます。何より、チームだけの専用空間を持つことで、一体感や帰属意識が高まります。

fabbitのレンタルオフィスは、1名用から20名以上で利用できる大小様々な個室をご用意。事業の成長に合わせて部屋のサイズを柔軟に変更することも可能です。デザイン性の高い共用ラウンジや会議室は、採用候補者や顧客への好印象にも繋がります。

安定・成長期(20名〜)のオフィス戦略:企業文化を体現する

このフェーズでは、オフィスは単なるワークスペースではなく、企業文化そのものを体現する象徴的な場所となります。

  • この時期の課題:
    • 独自の企業文化を反映したオフィス空間を創りたい
    • 大人数での全社会議やイベントが開催できる場所が必要
    • プロジェクトごとに柔軟なチーム編成に対応したい
  • おすすめの形態: サービスオフィス賃貸オフィス

この段階になると、より自由度の高い賃貸オフィスも視野に入ってきます。しかし、賃貸オフィスには移転の手間やコスト、長期契約のリスクがあります。そのため、大規模な会議室などを併設したサービスオフィスも有力な選択肢です。必要な時に必要なだけスペースを利用することで、コストを最適化しつつ、企業の成長をサポートします。

fabbitでは、大規模なイベントやセミナーにも対応可能なイベントスペースや貸会議室をご用意しています。入居者はもちろん、外部の方も利用可能ですので、全社会議やプロダクト発表会など、企業の重要な局面でご活用いただけます。

大人数の会議やイベントも安心。
fabbitの貸会議室・イベントスペース

スタートアップがオフィスを選ぶ上で確認すべき5つのチェックポイント

どのフェーズであっても、オフィス選びで失敗しないために共通して確認すべきポイントがあります。契約前に必ず以下の5点を確認しましょう。

契約の柔軟性

スタートアップの成長スピードは予測困難です。「1年後の人員計画なんて分からない」というのが本音ではないでしょうか。だからこそ、契約期間の縛りが少なく、人員の増減に合わせて面積を柔軟に変更できるかは非常に重要です。短期解約の違約金なども含めて確認しましょう。

登記・許認可

法人登記の可否は、必ず確認すべき項目です。特にバーチャルオフィスを検討する際は、過去にその住所でトラブルがなかったかなども確認できると安心です。また、事業内容によっては許認可の取得要件にオフィスの形態が関わる場合があるため、事前に専門家への確認が必要です。

付帯サービス

日々の業務に直結する付帯サービスは、細かくチェックしましょう。例えば、郵便物サービス、電話代行、会議室の料金、複合機の有無などです。「基本料金は安いが、オプションをつけたら高額になった」というケースはよくあります。

コミュニティとネットワーク

特に創業期においては、他の起業家や支援者との繋がりが事業を大きく左右することがあります。運営会社が主催する交流イベントや、入居者同士がコミュニケーションを取りやすいラウンジなどがあるか。そうした「偶然の出会い」を生む仕組みは、単なる賃料以上の価値をもたらす可能性があります。

立地とアクセス

主要な取引先やターゲット人材が集まるエリアにオフィスを構えましょう。これはビジネスの成長と採用活動の両面で有利に働きます。最寄り駅からの距離はもちろん、複数の路線が使えるか、周辺のランチ環境なども含めて検討しましょう。

まとめ

スタートアップのオフィス選びは、会社の成長フェーズに合わせることが最も重要です。創業期はコストを抑え、拡大期はチームの一体感を、そして安定期は企業文化を。fabbitは、あなたの会社の「今」と「未来」に寄り添う多様なプランで、事業の成長をサポートします。

参照・引用元一覧

※1バーチャルオフィスで起業・登記はできる?メリット・デメリットを… – 弥生株式会社 – https://www.yayoi-kk.co.jp/kigyo/oyakudachi/virtual-office/
※1コワーキングスペースとシェアオフィスの違いを解説!メリット – SAISON CARD – https://www.saisoncard.co.jp/credictionary/bussinesscard/article072.html