COLUMNコラム

ワーケーションの新しい選択肢「都市型」。出張先でのコワーキングスペース活用術

「旅先でも仕事ができたら最高だ」と思い、ワーケーションに挑戦したものの、「カフェが騒がしくてWeb会議に集中できない」「ホテルの部屋では机が低く、腰が痛くなってしまう」「観光気分が抜けず、結局仕事が捗らなかった」といった経験はありませんか? 

理想的な働き方であるはずのワーケーションが、かえってストレスの原因になってしまうケースがあります。その原因の一つは、「休暇の場」で無理に「仕事」をしようとすることにあります。 

しかし、その課題は「仕事場所」を適切に選ぶことで解決しやすくなります。 

この記事で分かること 

  • ワーケーションで多くの人が直面する「集中できない」「セキュリティが不安」といった課題の具体的な解決策 
  • ホテルやカフェと比較して、コワーキングスペースが仕事場所に最適な理由(コストと機能)
  • 出張や旅行の隙間時間を活用する「都市型ワーケーション」という、新しい働き方の実践方法 
  • あなたの目的に合った、失敗しないコワーキングスペースの選び方と具体的なチェックポイント 

新しい働き方の選択肢「都市型ワーケーション」とは?

「ワーケーション」※1と聞くと、多くの人がリゾート地や自然豊かな観光地を思い浮かべるかもしれません。しかし今、よりビジネスの生産性と効率性を重視した、もう一つのワーケーションの形として「都市型ワーケーション」が注目されています。 

出張や移動の「すきま時間」を有効活用する働き方 

都市型ワーケーションとは、出張や旅行で訪れた都市部で、移動の合間やアポイントメント前後の「すきま時間」を有効活用し、仕事にあてるワークスタイルです。例えば、次の商談まで2時間空いてしまった、あるいは、帰りの新幹線まで少し時間がある、といった状況で、カフェを探し回るのではなく、ビジネス環境の整った場所を拠点として活用します。 

これにより、慣れない土地での時間調整のストレスから解放され、都市の活気を感じながらも、仕事の生産性を維持、あるいは向上させることが可能になります。むしろ、普段とは違う洗練されたビジネス環境が、新たなインスピレーションを与えてくれるかもしれません。 

都市型ワーケーションの具体的な実践モデル 

例えば、東京へ出張した営業職Aさんの1日を想像してみましょう。 

  • 10:00-11:30 A社で商談 
  • 12:00-14:00 東京駅近くのコワーキングスペースにチェックイン。ランチを済ませ、静かなラウンジで議事録作成と午後の資料最終チェック。 
  • 14:00-15:00 クライアントから急なWeb会議の依頼。予約不要の個室電話ブースを確保し、周囲を気にせず集中して対応。 
  • 15:30-17:00 B社で商談 
  • 17:30- 再びコワーキングスペースに戻り、1日のタスクを完了させてから、ディナーや観光へ。 

このように、都市のハブとなる駅近のコワーキングスペースを「一時的なマイオフィス」として活用することで、時間を無駄にせず、質の高い仕事を実現できます。 

新しい働き方の潮流「ABW」との関係性 

この働き方は、従業員が業務内容(Activity)に合わせて働く場所を自律的に選ぶことで生産性を高める「ABW(Activity Based Working)」の考え方にも通じます。都市型ワーケーションは、ABWを実践する上での有力な選択肢となります。 

関連記事:ABWについて徹底解説|フリーアドレスとの違いから導入メリット、成功のポイントまで 

ワーケーションの仕事場所としてコワーキングスペースが適している理由は?ホテル・カフェとの比較 

ワーケーションの仕事場所として、なぜコワーキングスペースが有力な選択肢なのでしょうか。ホテルやカフェと比較しながら、その理由を解説します。 

【比較表】コワーキングスペース vs ホテル vs カフェ 

項目 コワーキングスペース ホテル(客室) カフェ 
Wi-Fi速度/安定性 ◎ ビジネスレベル △ 場所による △ 不安定な場合も 
セキュリティ ◎ 高い ◯(客室) × 低い 
費用(時間単価) ◯ 比較的安価 × 高い ◎ 安い 
個室ブース/会議室 ◎ 充実 × ほぼ無い × 無い 
複合機/備品 ◎ 充実 × ほぼ無い × 無い 
集中環境 ◎ 高い ◯(客室) × 低い 

※上記は一般的な傾向を示したものであり、個別の施設によって異なる場合があります。 

メリット1:生産性を落とさないビジネス環境(高速Wi-Fi・設備) 

多くのコワーキングスペースは「仕事をするため」の空間として設計されています。Web会議や大容量ファイルの送受信にも対応しやすい、ビジネス利用を想定したWi-Fiや電源が完備されている施設が一般的です。複合機やシュレッダーを備えた施設も多く、「いざという時に印刷できない」といったトラブルを防ぎます。 

メリット2:情報漏洩を防ぐ高いセキュリティ 

カフェやホテルのロビーでは、PC画面の覗き見や会話の漏洩リスクが伴います。その点、多くのコワーキングスペースは利用者が「仕事」という目的意識を共有しており、セキュリティ意識が高い環境です。多くのコワーキング施設では、Web会議に最適な個室ブースも用意され、機密情報も安心して扱えます。  

メリット3:法人利用に強い契約・経費精算の柔軟性 

企業の担当者にとって課題となる経費精算も、コワーキングスペースなら法人契約による請求書払いで解決できます。法人登記が可能な拠点もあり、ワーケーション先をサテライトオフィスとして活用できます。この信頼性と事務処理の容易さは、ホテルやカフェにはない大きな利点です。 

メリット4:新たな知見と繋がるコミュニティ機能 

多くのコワーキングスペースには、多様な業種・職種のプロフェッショナルが集います。異業種交流会や専門家セミナーなども開催されており、ラウンジでの何気ない会話からビジネスのヒントを得たり、新たな人脈を築いたりする機会があります。こうした偶発的な出会いが、仕事に新しい視点をもたらすことがあります。 

メリット5:カフェ巡りよりお得?優れたコストパフォーマンス 

リゾートホテルの高額なデイユースプランに比べ、一般的なコワーキングスペースの「1DAY PASS(ドロップイン)」は数千円程度です。フリードリンク付きの施設も多く、例えば「カフェでコーヒーを2杯(約1,000円)頼んで3時間滞在」するよりも、1日中快適な環境を使える1DAY PASSの方が、時間単価で見て結果的に費用を抑えられる場合もあります。 

ワーケーション用コワーキングスペース選びのポイント 

あなたの状況に合わせた最適な施設の選び方を、具体的なチェックリストと共に解説します。 

初めての方向け:失敗しないための最低限チェックリスト 

初めてのワーケーションは、環境の変化によるストレスを減らすことが成功の鍵です。 

  • 立地: 主要駅からのアクセスは良いか?(徒歩5分圏内が理想) 
  • 基本設備: Wi-Fi、電源、個室ブースは確実に整っているか? 
  • プラン: 1日単位で気軽に試せる「1DAY PASS」があるか? 
  • 雰囲気: 事前にWebサイトや内覧で、施設の雰囲気は自分に合っているか確認したか? 

フリーランス向け:柔軟なプランと集中環境のチェックリスト 

プロジェクト単位で動くフリーランスには、柔軟性と集中環境が重要です。 

  • プランの多様性: 月数回の利用プランや、バーチャルオフィスなど、働き方に合う契約形態があるか? 
  • 集中スペース: 黙々と作業したい時のために、固定席や集中ブースのオプションはあるか? 
  • 法人登記/住所利用: ビジネスの信頼性を高める住所利用サービスはあるか? 
  •  

法人・チーム利用向け:セキュリティと会議室のチェックリスト 

チームでの利用やクライアントとの打ち合わせを想定するなら、設備とセキュリティが最重要です。 

  • 会議室: 複数人用の会議室はあるか?予約方法や料金体系は明確か? 
  • セキュリティ: 入退室管理システムや、部外者が立ち入れないエリアは確保されているか? 
  • 契約形態: 法人契約や請求書払いに対応しているか? 
  • 拡張性: チーム専用の個室空間を確保できるレンタルオフィスプランはあるか? 

fabbitで始める「都市型ワーケーション」 

ここまで解説してきた都市型ワーケーションを実践する具体的な場所として、全国の主要都市に展開するfabbitは有力な選択肢です。その理由と、具体的な始め方を4つのステップでご紹介します。 

STEP1: 利用したい拠点を探す 

まずは、あなたの出張先や次の旅行先にあるfabbitを探してみましょう。fabbitは全国の主要都市、特にビジネスや交通のハブとなる駅の近くに展開しています。 

fabbit公式サイトの拠点一覧ページから、エリアや最寄駅で検索できます。各拠点の詳細ページでは、設備や利用可能なプランを確認できます。 

STEP2: 利用スタイルに合ったプランを選ぶ 

fabbitでは、あなたの利用スタイルに合わせて柔軟なプランを選べます。 

お試しや短期利用なら「1DAY PASS(ドロップイン)」 

出張中の1日だけ、あるいは数時間だけ集中したい場合に適しています。多くの場合、事前予約不要で利用できます。(※一部拠点は要確認) 

参考料金: 880円〜2,200円程度(拠点により異なります) 

定期的な利用なら「月額プラン」 

特定の都市を頻繁に訪れる方や、複数の拠点を移動しながら利用したい方には、コストパフォーマンスの高い月額プランがおすすめです。 

参考プラン例: フリーアクセスプラン(月額22,000円)で全国の対象拠点を利用可能 

※料金やプランの詳細は各拠点ページでご確認ください。 

STEP3: 実際に利用してみる 

プランを決めたら、利用を開始します。 

1DAY PASSの場合は、受付で所定の手続きを済ませると、利用を開始できます。初めてで不安な方は、事前にオフィス内覧予約で現地の雰囲気や設備を体験してみるのも良いでしょう。スタッフが利用方法などを案内してくれます。 

fabbitレンタルオフィスの内覧申し込みはこちら 

fabbitレンタルオフィス一覧 

まとめ 

ワーケーションの成功は、いかに快適な「仕事専用」の環境を確保できるかにかかっています。ビジネス仕様の設備とセキュリティを備えたコワーキングスペースは、その有力な選択肢です。 

特に都市型ワーケーション」は、出張や旅行の隙間時間を有効活用し、ビジネスの生産性を高める現実的な選択肢です。この記事を参考に、あなたも新しいワークスタイルへの第一歩を踏み出してみませんか。 

参照・引用元一覧 

  1. 「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー – https://www.mlit.go.jp/kankocho/workation-bleisure/